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『犯罪白書』とは

『犯罪白書』とは



■ 結論

『犯罪白書』とは、
「法務省が公式に公開している
犯罪情勢、
犯罪者処遇の実情、
特に刑事政策上問題となっている事柄
についての年次報告書」
であると理解してよい。



■ 法令上の定義

法令データ提供システム(電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ)にて、
『犯罪白書』を法令用語検索してもヒットしない(2016年10月16日現在)。
参考:法令データ提供システム

どうやら、法令用語として『犯罪白書』という言葉は使用されていないようであり、
法令上の定義はないようである。



■ 法務省の定義

法務省のHPには、しっかりと定義が掲載してある。

その定義によれば、
『犯罪白書』とは、
「犯罪の防止と犯罪者の改善更生を願って,
刑事政策の策定とその実現に資するため,
それぞれの時代における犯罪情勢と犯罪者処遇の実情を報告し,
また,特に刑事政策上問題となっている事柄を紹介する白書」
ということになる。
出典:法務省HPtarget="_blank">http://www.moj.go.jp/housouken/houso_hakusho2.html

この定義は、『白書』が何か分かっていないとさっぱり理解できない。



■ そもそも『白書』とは何か?

結論から言えば、
『白書』とは、
「各府省庁が公式に公開している所管事項についての年次報告書」
と理解してよい。

『白書』については、
公文書等の管理に関する法律、行政機関の保有する情報の公開に関する法律等、
5つの法律で法律用語として使用されているが、
定義規定はないようである。

ただ、
首相官邸HPにおける「白書等(年次報告書)」との表記や、
総務省HPにおける「白書(年次報告書)」との表記から、
『白書』とは、各府省庁で公開している「年次報告書」のことと理解できる。

ちなみに、辞書や辞典での『白書』の説明は、以下の通り。

○ 広辞苑
(white paperの訳語。もとイギリス政府が外交報告書の表紙に白紙を用いたからいう)
政府の公式の調査報告書。
日本では1947年片山内閣以来使用。
出典:株式会社岩波書店 広辞苑第六版

○ ブリタニカ国際大百科事典 小項目版2012
政府の活動分野ごとに,一般状況,活動,将来のあるべき状況とその実現方法などを明らかにした政府の公式文書。
イギリスのこの種の文書の表紙が白色であったことから白書と呼ばれる。
民主制のもとで国民による行政監督を助けるために,政府自身が提供する情報である。
日本でも第2次世界大戦後から各省庁で発行されている。
特に「経済白書」が有名。
行政の基礎的事実を教えるという意味では貴重な情報であるが,政策決定の経過について十分触れていないという点で限界がある。

○ 有斐閣 法律用語辞典 第4版
政府が所管事項について現状を報告した文書。
イギリスで政府の発行する報告書が白の表紙であったことから、この名が付けられた。
我が国でも、昭和二二年以来各省庁が年次報告の形で多くの白書を出している。






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